【ビル研】窓についてる赤い三角形ってなに?

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ビルの窓には何やら赤い逆三角形のマークがある
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赤い三角形にはどんな目的があるの?

みなさん、こんにちは。さて、今回はビルの窓に注目してみたいと思います。上の写真を見てなにか気づくことはないでしょうか。

そうです。窓に不思議な三角形が張り付いていますよね。さて、今回のビル研ではほとんどのビルについているあの謎の三角形について研究していきます!

日常生活ではほとんど意味なし?

ところで先ほどの写真をみて、例の三角形が付いている窓になにやら違和感を感じないでしょうか。なにやら窓枠が太かったり、取っ手が付いていたりしますよね。これには例の三角形と深い関係があります。

では、あの三角形は何なのか。その答えは「非常用の侵入口を知らせる印」です。つまり、もし建物で火事などが起こった際に使用する逃げ口であり、また消防士の出入り口でもあります。日本には建物を建てる際に様々な設備などを設けるように法律で定められています。その一つがあの赤い三角形というわけです。

なぜ印が付いていない建物があるのか

街を軽く散策してみるとわかりますが、赤い三角形の印はすべての建物についているというわけではありません。それはなぜでしょうか。

答えは簡単です。印をつけるのは法律で定められた一定の条件を満たしたいない建物のみだからです。たとえば、建物にバルコニーが設置されているなど、消防士が建物の中に入りやすい構造になっている建物は法律を満たしている建物ということになります。

しかし、用地が足りなかったり、デザイン的にどうしてもバルコニーをつけたくないという場合もあるでしょう。そんな建物のためにあるのがあの赤い三角形なのです。

そんな法律を満たしていないけれども非常口の役割を果たしている窓のことを「代替進入口」といいます。

非常口の設置基準

日本の建築基準法施行令では、非常口の設置について次のように書かれています。

建築物の高さ三十一メートル以下の部分にある三階以上の階には、非常用の進入口を設けなければならない。(一部省略)

建築基準法施行令第百二十六条の六

ただし、上記の条件を満たしていなかったとしても、非常用エレベーターの設置など、法律で指定された特別な条件がそろっていれば、非常口の設置は免除されます。

窓の形に違和感がある理由

けれども、たったシール一枚を貼るだけで非常口の役割を果たすようになるというのはあまりにもおかしい話です。そのため、非常口の役割を果たすためにはそれなりの条件があります。

まず窓の大きさですが、横の長さが75㎝以上、縦の長さが120㎝以上である必要があります。また、その窓が設置されている階の床から80㎝以上の高さの場所には設置してはいけません。

その他にも外側から開けることのできない窓や、ガラス片の飛散防止のために割れにくいガラスを使うことなど、消防士の侵入の妨げになることは禁止されています。もちろん窓の周りに物を置くのもダメです。

研究結果

  • 赤い三角形はそこが非常用の侵入口であることを示している  
  • 法律を満たしてはいないが非常口の役割を果たしている窓のことを「代替進入口」という
  • 非常口の設置には様々なルールがある
  • 非常口の周りには物を置かない

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